「創業計画書を作るのはとにかく楽しい!」
この一言に尽きます。
創業塾でも、自分の強み弱みや大切にしている価値観、どんな人生を望んでいるのか?などをいろいろなワークを通して自分の人生の棚卸や深堀りをしていくのですが、これは自己啓発セミナーで学ぶような気付きが得られると思います。
今であればマインドマップのようなアプリを使うとかなり深堀りをすることが出来ます。皆さんはマインドマップ使われていますか?
もしまだであればぜひ活用することをお勧めします。自分の価値観を明文化したり、アイデア出しに活用したり、店舗運営のコンセプト作りなどに活用できます。今回のテーマから離れすぎるので今回は詳しくは述べませんが、いつか自分の活用事例をご紹介したいと思います。
どんな方法であれ、こういった自分の思いを明確にし、創業計画書の「1,創業の動機」という欄をまとめていきます。この部分が事業のコンセプトに直結するので、自分の願望とビジネスをうまく一体化させていけるように考え抜いていきましょう!
「2,経営者の略歴等」は、自分のキャリアの棚卸です。ここではただ職歴を羅列するのではなく、こと経営においてや始めたいと思っている事業にとって、活用できるスキルなどにフォーカスしていくといいでしょう。例えば自分のケースだと全く違う職種からの開業だったので、事業の立ち上げ経験や、店舗の運営経験についてフォーカスしたのを覚えています。
「3、取扱商品・サービス」は、今後メインとして売り出す商品です。飲食店でいえば看板メニューといえるものですね。ここではセールスポイントの欄もあります。ここで自分はワンコインカレーという価格面での差別化とグルテンフリーのカレーという特徴を際立たせました。
「4,取引先・取引関係など」ここはまだよく見えてはいない部分かもしれません。特定のお客さんとかを持っている方はそれを記入しますが、不特定多数のお客様相手のビジネスだと特には書くこともないかもしれません。自分の場合、この時点で仕入れ先も特に決まってなかったので適当な商社などを書いていました。
「5,従業員」は自分の場合は開業時はゼロです。
「6,お借入の状況」ここはそれぞれの状況を記載します。
「7,必要な資金と調達方法」では必要なコストを見積もっていきます。まず重要な点として賃貸物件の確定をしていかなくてはなりません。当然借りる物件によって必要な設備などが変わってくるので、ある程度ざっくりとした予算感で進んでいくことになるかもしれませんね。
実際自分も最初にこの計画書を作ったときは、まだ物件は決まってなかったので、自分のキャパからしてある程度広さ・席数をイメージし一般的な予算で作成しました。
もう物件が決まっていれば、店舗の席数、レイアウト、必要な厨房の設備などをある程度洗い出し、リストアップしていきます。
自分のケースでは、
(設備資金)
①内装工事費(エアコン・照明含む)
②ファザード一式(看板、のぼりなど)
③備品什器一式
④テナント準備費(保証金、開業までの家賃、火災保険など)
(運転資金)
①商品仕入れ
②広告
③予備費
というような項目建てで数字を入れていきました
「8、事業の見通し」では、ざっくりとした月々の収支の見通しを入力していきます。売上高は席数と回転数をある程度イメージして可能な売り上げをシミュレーションしていきます。公庫宛ての資料作りなら、多少数字に余裕を持たせておいた方がよいかもしれません。
仕入れは、原価率が店舗のコンセプトで大きく異なりますが、飲食店であれば30~35%くらいでとりあえずの計算をしておいてもいいかもしれません。
経費も、家賃・光熱費・通信費・消耗品・広告・その他雑費などをイメージして設定していきます。
実際自分は割とこの時のイメージが、ほぼほぼ今の数字と一致しています。
さてここまでざっくりと「創業計画書」のイメージを説明してきました。やはりある程度下調べをしなければ記入できない点も多いと思います。しかし自分の夢やビジョンをイメージして実際にシミュレーションしてみることは楽しいと思いませんか?
是非、飲食店開業を目指している(憧れている)のであれば、具体的なイメージを文章化して目標化してみてはいかがでしょう。意外といけるかも!?と思えるかもしれません。
次回は、この中からいくつかの項目を、自分自身がどのように考え具体化していったのかを記していきたいと思います。
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